コラム5

前回、赤ちゃんが今感じている感情を言語化してお子さまに伝えてくださいとお話ししましたが、少し大きくなってきたら『嬉しい!』『楽しい!』『悲しい!』 『怒っている!』『悔しい!』『ドキドキする!』『怖い!』などの感情を大切にしてあげてください。自分の感情を大切にしてもらうことは子どもが成長していくためにとても大切です。
幼い子どもは怒り、悲しみ、恐怖、不安などの感情を感じた時にそれを感じないように感情を封印してしまうことがあります。
お子さまがネガティブな思いでパニック状態になっていてもパパやママに抱きしめてもらうと、自分のネガティブな感情を受け止めてもらって安全でいられるという体験をします。
ぐずっている時、泣いている時に、そのくらいのことで泣かないの。そんなにぐずらないで。と思ってしまうこともあるかもしれません。
そういう親の気持ち察知すると、子どもは泣きやめようとするかもしれませんが、自分の中にある気持ちは行き場がなくなってしまいます。
ネガティブな感情をうけとめてもらえると子どもはそれを安全に抱えて成長していかれるようになります。
こんな自分もちゃんとうけとめてもらえるんだ。こんな自分でもいいんだと安心感がうまれ、自己肯定感が高まっていきます。
ですから、泣いたらギュッと抱きしめてお子さまの気持ちを言語化して寄り添ってあげてください。

マンマの会スタッフ  河上眞紀子

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